ぐんまちゃん家銀座は移転?廃止撤退?その後の状況

情報・雑記

ぐんまちゃん家は銀座の一等地にありますが、その中には「ぐんま総合情報センター」というものがありました。上記の写真は「ぐんま総合情報センター」と書かれていますよね?もともとぐんま総合情報センター「ぐんまちゃん家(ち)」だったので、「ぐんまちゃん家」より「ぐんま総合情報センター」の方が主体だったのですが…

現在のぐんまちゃん家の場所は小さい路地に入ったところにあるため、ちょっとわかりにくい。そんなこともあり、ぐんまちゃん家の移転後、ぐんまちゃん家への訪問客が少なくなってしまっていたようです。さらに悪いことに、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、ますます苦境にたたされているのは明白です。そんな状況もあり、「ぐんま総合情報センター」は2020年度で廃止となることが決まりました。


しかし、施設の賃貸契約が2022年度末まで残っているため、アンテナショップ「ぐんまちゃん家」としてはまだ残っています。ですが、おそらく賃貸契約が満了する際にはなくなってしまうのではないかと思われます。せめて2022年度末まで「ぐんまちゃん家」という名称が残って欲しいと願っていますが…ぐんま総合情報センターがなくなる際に変わる可能性もありますね。

この写真は2021年10月15日撮影のものです。「ぐんま総合情報センター」が2020年度で廃止となった後の写真です。「ぐんま総合情報センター」の文字が消えていますね。「ぐんまちゃん家」は残りましたね。でも…少し寂しくも感じます。

群馬県は2020年1月に外部の有識者による委員会を設置し、群馬県が所有する10個の施設の見直しを進めてきました。銀座のぐんまちゃん家もその対象の1つで、2020年10月に出された中間報告では必要性が低いと判断されました。契約期間が2023年3月までとなっているため、今後どのような判断がなされるのか気になるところです。

群馬県議会でもぐんまちゃん家の動向について活発な議論がなされています。もともとぐんまちゃん家が移転した際、売上額目標が3億円だったところ、2019年度の売上額が約1億円で、目標額からかなり離れていました。しかし、家賃の先払額や光熱費の詳細などを含め、詳細な貸借対照表が議員にも公開されていないため、赤字か否かなど現状の判断を正確に行うことができないという問題が生じています。

上毛新聞2020年6月29日の記事によると、2018年7月~2019年3月までの移転後約半年間と、2019年7月~2020年3月までのぐんまちゃん家時代とで来場者数を比較すると、2019年度の来場者数は1.7%増の24万2000人、売上額は5.1%減の9944万円でほぼ横ばいだったようです。とはいえ、2020年2月・3月は新型コロナウイルス感染症の影響で来場者数も売上額も減少していたことを考慮すると、単純に比較できないかもしれません。

群馬県知事の山本一太氏は、ぐんまちゃん家は群馬県の情報発信に一定の役割を果たしてきたという認識はしつつも、移転に伴う立地条件の悪化、高額な経費、ネットの利用拡大などにより、最初にぐんまちゃん家が開設された時と比べて状況が大きく変化しているという理由により、見直しを検討されています。新型コロナウイルス感染症により、人々の生活様式に大きな変化があったこともぐんまちゃん家廃止に向けた見直しを加速させています。今後、インターネットを利用した情報提供、物品販売に力を入れ、東京にあるぐんまちゃん家ではなく、リアルに群馬にきてもらい、体験してもらう重要性を感じているようです。

2020年度内に方向性を示す予定のようですが、上記の状況を鑑みると、ぐんまちゃん家は閉店、廃止、撤退という方向になってしまうような予感がします。ただし、オンラインでの情報提供や物品販売はもっと拡大していく可能性があることから、完全な閉店・廃止・撤退というよりは、オンラインへの移行と考えた方がいいのかもしれません。

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